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ブログ

2022.02.18
お子さんのむし歯予防のためにできることとは?広島県三次市 紙谷歯科医院

広島県三次市の紙谷歯科医院です。

立春が過ぎ早2週間ですがまだ寒い日もありますね。

引き続きご自愛くださいませ。

今回はお子さんのむし歯を予防するために、親御さんができることというテーマでお話させていただきますね。

子どもの口腔内にむし歯の原因菌が定着する時期とはいつ?
お子さんの口腔内の菌が定着する年齢はおおよそ2歳半〜3歳半頃だと言われています。

この時期までにどう過ごすかが、その後の口腔内環境の決定に影響します。

口に住んでいる菌はすべて悪者なの?
口腔内の菌はいわゆる虫歯菌、だけではありません。

腸内と同じように、口腔環境にとっても善玉菌と悪玉菌に近いものがあり、

むし歯の原因になる菌が悪玉菌に当てはまるのに対して、

善玉菌は口腔内に住みついても悪影響を及ぼすことはない菌で、両方が口腔内に住み着いているというイメージです。

お口の中に菌が入る数は決まっているって本当?
善玉菌と悪玉菌に例えましたが、菌の数は腸内と同じようにおおよそでも決まっているのでしょうか?

実はお口の中に入る菌の量はある程度決まっていて、

椅子取りゲームで全部で10脚の椅子があるとイメージしていただくとします。

10脚のうち4脚が悪玉菌、残り6脚が善玉菌が空いている椅子に座りました。

そうしますと、それ以上椅子の数は増えませんし、菌の最初のバランスもある程度決まります。

この菌の住み着き方は、親御さんが早期に予防的に対策をとっていただくことで結果が大きく変わってきます。

日常生活の中でできるお子さまのむし歯対策とは?
①スプーンやお箸などのカトラリー類を大人と共有しない。コップやお皿なども共有しない。

②飲み物や食べ物も大人が食べた後のものをお子さんに与えない
の2つは絶対に守って欲しいことです。

菌が定着する3歳半までは徹底していただけるといいと思います。

ただし気をつけようと思っても、やはりいろいろな事情や環境で難しいこともあるので、参考までにしてください。

例え悪玉菌が口腔内に住み着いていても『えさ』がなければ歯は溶けない??
上記のような対策をしようと思っても3歳半過ぎてしまった、

すでにもう遅い・・・・とがっかりされた方もいらっしゃるかと思います。

しかし、一概に善玉菌が多ければ全くむし歯にならず、悪玉菌が多ければ絶対にむし歯になると言うことではありません。

むし菌が口腔内に住み着いていたとしても、むし菌のえさがなければ歯は溶けません❗️

むし歯菌にえさを与えないためには?
それは甘い砂糖をお子さんにできるだけ与えないこと。

むし歯菌は砂糖を食べて、歯の表面に排泄物を出します。排泄物とは『強い酸と毒素』です。

『強い酸と毒素』が歯についた場合は歯が溶け、歯茎についた場合は歯肉炎になります。

むし歯というのは全身疾患や妊娠にも影響が出る場合があるため大変恐ろしいです。

お子さんの歯を守るために大切なことはむし歯菌が口腔内にあるかどうかではなく、『むし歯菌にえさを与えないこと』です。

基本的にはお砂糖は控えていただくことが大切ですが、

甘いものを食べたらすぐに歯を磨いて砂糖を口の中から取り除いてください。

詳しくこのお話を聞きたい方、むし歯予防が気になる方はこの機会に検診に来られませんか?

 

【医院情報】 
■紙谷歯科医院 
■院長 紙谷 寛 
■住所 〒728-0021 広島県三次市三次町1388-1 
■電話番号 0120-7-1182-7 
■診療時間 午前9:00~12:00 午後14:00~18:30
※土曜日は9:00~12:00まで 
■休診日 日・祝祭日・第1土曜日 
■最寄駅 広島県 三次駅(JR 芸備線)
■駐車場 あり