また、修理や調整もすぐに対応することができます。
あるお年寄りの男性で、寝たきりで介護を受けていらっしゃる方がいました。
男性には歯がなく、寝たきりになってからは入れ歯も使用せず、満足な食事ができていませんでした。
ところが、お口に合うように入れ歯を調整し、食事をするようになって徐々に体力を回復し、
ついには畑仕事に出るほどに健康を回復したというエピソードがありました。
きちんと合った入れ歯で噛めるということは、色々なものが食べられて栄養状態がよくなることはもちろん、
脳に流れる血液量とそれが運ぶ酸素量を増やし、脳細胞の活性にも効果があります。
合わない入れ歯をしていると、違和感や痛みを感じるほかに、残っている歯や歯茎へ大きな負担になります。
一部にだけ負荷がかかり、咬み合わせが崩れるため、顎の痛みや頭痛、肩や首にも痛みが出ることがあります。
また、我慢して食事する時だけしか使用していないと、歯茎がやせ、あごの筋肉は衰え、骨の吸収も進みます。
そうなると、ますます入れ歯が合わなくなるという悪循環に陥ってしまいます。
これは、これまで多くの入れ歯製作に携わってきて実感していることです。
患者様のお口の中は、あごの減り具合、噛み癖、あごの粘膜の硬さ、上と下のあごの位置関係、あごの関節の動き方など、
複雑な状況が絡み合っています。それらのバランスに合わせた製作をしなければ、
見た目が良くても噛めない、痛い、落ちやすい、発音しにくい入れ歯になる可能性があります。
患者様のお口の中の状態を詳しく調べ、様々な治療法の中から適したものを組み合わせ統合し、
その患者様個人に合った入れ歯をお作りするのが、当院の入れ歯治療です。
私は入れ歯治療で困られている方の喜ぶ笑顔を見たい一心で入れ歯を作っています。
日々の研究を怠らず、まずは、患者様のお口の中の状態をしっかりと精密に把握すること。
そして、真剣に患者様と向き合うこと。これが当院の入れ歯作りに対する姿勢です。
一般的に歯科技工所は歯科医院と別の場所にありますので、情報のやり取りや、入れ歯の郵送等のための時間がどうしても発生します。
しかし、当院には「院内」に技工所があるため、これまでのような「時間的ロス」がなくなりました。
専任の歯科技工士が院内に常駐しているため、「ドクターとの密なやりとり」が可能になっています。
入れ歯は歯科医師の指示に従い、歯科技工士が作成します。そのため、密な連携が非常に大切になります。
一般的には歯科医院と歯科技工所は離れた場所にあることが多いので、電話などを通しての連携となり、「密なコミュニケーション」はなかなか難しいものがあります。
当院ではいつでも話し合いの場が持てる環境にありますので、自ずと入れ歯のクオリティが向上します。
実際に入れ歯を製作する歯科技工士と直接話し、現状の不具合、理想の状態をしっかりお伝えしたいという希望を持たれている患者様は多くいらっしゃいます。
当院では、製作工程で歯科技工士と直接話をする機会がたくさんありますので、「想い」をそのままお伝え頂けます。
また、ドクターにはなんとなく直接伝えることができないという患者様も中にはいらっしゃいます。そのような場合でも、歯科技工士にお伝え頂ければ、ドクターにその内容が伝わる環境が当院にはあります。
熟練の技工士による補綴物をドクターと話し合い協力しあって製作いたします。
オールセラミックス、メタルボンド、ハイブリッドセラミックスから、金属床、義歯、ミリングデンチャーなど、
患者様に安心してご使用して頂ける、からだに優しい補綴物を提供していきます。
ご希望のない場合は、保険治療を中心に行いますが、ご希望があれば自費治療にも対応しています。
金属床・義歯・歯の数によります。
保険対応内でも充分にご対応可能ですので
お気軽にお問い合わせ下さい。
名 称 | 説 明 | 特 徴 |
---|---|---|
メタルボンド1 | 金属の表面に セラミックス焼付け |
●自然歯に近い色合い ●高価 ●自費 |
ハイブリッド2 | セラミックスとレジン (プラスチック)を混ぜた 材料 |
●ペイントするのでメタルボンドより見た目が 劣る ●やや安価 ●自費 |
バイオセラミックス | セラミックス | ●安価・見た目がきれい ●金属アレルギー・環境ホルモンの心配なし ●単色 ●自費 |
レジン | 白いプラスチック、 クラウンもブリッジも 裏側は金属 |
●安価・見た目がきれい ●環境ホルモンとの関連性 ●強度が弱い ●保険対応 |
金属パラジウム合金 | 金属 | ●安価・強度が高い ●金属アレルギーの心配 ●見た目が悪い ●保険対応 |
白い材質で保険がききます。
クラウン・ブリッジの場合、ベースは金属です。
プラスチックなので、時間が経つと変色がおきやすい材質です。
白い材質で保険がききます。
クラウン・ブリッジの場合、ベースは金属です。
プラスチックなので、時間が経つと変色がおきやすい材質です。
入れ歯は慣れてくると、体の一部のようになってきます。
入れ歯の手入れ、点検を怠らないことは、もちろん大切です。
しかし、病気などをすると、口の中にも当然影響が出て入れ歯にも支障をきたします。
何か問題があれば、遠慮せずこまめに当院に相談して下さい。
これからのことを心がけて、あなたの入れ歯で、心豊かに健康な毎日を過ごしましょう。